住宅ローン一括返済の恐怖

2021年05月28日

こちらはあるオーナーからの相談内容でした。
そのオーナーは新築戸建て購入時に住宅ローンを利用しており、転勤が決まったので賃貸に貸し出すこととなりました。
数年経過したところ、住宅ローンを利用している金融機関より他人に貸し出していることを把握した旨とローン残債を一括で返済してくださいという通達が来たそうです。
残債が何千万円とある中で一括返済というのはできる方はいらっしゃいませんので残債を返済できる販売価格で売却開始することとなりました。

多少の手出しはあったものの何とか残債を返済できる状態で売渡ができました。
これがもし手出しの貯金を使っても売却ができないという状態でしたら任意売却に突入し、それでも売却ができないと競売に突入するという恐ろしい流れが待ち受けてました。

※住宅ローンは自宅を購入する前提で金利が安いため、賃貸してはいけません。
どうしても貸したいのであれば不動産担保ローンの切り替えが必要ですが、金利も上がりますし
通常は借り換えできる人はなかなかおりません。

同じような状況で心配ごとがある方はぜひご相談ください。

 

担当:小山英之(こやまひでゆき)